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甲状腺 病気の薬「ヨウ素剤」

甲状腺ホルモンが過剰に分泌される状態を治療するために「ヨウ素剤」という薬が使用されます。
バセドウ病の場合は、無機ヨウ素の「ヨウ化カリウム」が使われます。
過剰にある甲状腺ホルモンを減らしてくれます。
緊急に甲状腺ホルモンを減らさなければならないときに一時的に使われる薬です。
また、ヨウ化カリウムは、甲状腺機能が低下しているときは、機能を高める作用もあります。
原子力災害において、体の中に入った放射性ヨウ素を減らすため「安定ヨウ素剤」が使われています。
これも同じ「ヨウ化カリウム」です。
では、原子力災害において耳にするようになった「放射性ヨウ素」とはどんなものなのでしょうか。
これは、放射線治療に用いられる「ヨウ化ナトリウム」というものです。
原発から漏れ出しているものと放射線治療に使うものは、確かに同じものですが量が違います。
子供の場合は、体に受ける影響は大人よりも高いため、放射性ヨウ素は使用することができません。
バセドウ病の治療では「ヨウ化ナトリウム」をカプセル剤にして、服用するだけです。
体に吸収され、甲状腺に集まって、甲状腺が放射線を浴びた状態になります。
それによって、甲状腺の組織が壊されていき、過剰に分泌されていたホルモンの産生を妨げることができるのです。
ただし、服用後は決まった時間まで赤ちゃんを抱いていけないなど注意しなければならないことがあります。


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